数多い仕事の中で、福祉の仕事もあります。ざっくり福祉って言ってもサービス内容は多岐にわかれています。
いまの日本は少子高齢化が進んでいることは、ニュースなどで知っている話です。危機的に人材不足が起きている業種でもあるんです。
専門学校や短・大学などで福祉に特化した学部がある学校もここ最近で増えており、少しでも人材確保ができるよう対応していくことが急務となっています。
福祉全体的に人材不足で大変なんですよ。でもその反面では支援を待っている方々が多いんです…。熱意のある優しさのある方が本当に福祉には必要なんです!
そんな福祉の仕事を目指している方また転職して福祉の仕事をって思っている方に検討して欲しい資格であり実際に仕事で活かせたり待遇面で有利になる資格をご紹介します。
福祉に関係する資格って結構多いんです!分野別でお伝えします。
福祉の仕事っていくつかの分野にわけられます。求人サイトの募集が多い分野をメインに、まずこの分野から興味のある職種を選ぶ必要があるので何があるのかご紹介しますね!
- 高齢者福祉
- 児童福祉
- 障がい者福祉
この3つの分野が求人サイトなどで多く募集しています。そこで活かせる資格をお伝えしたいと思います。
高齢者福祉の仕事や資格の概要を紹介します。
高齢者の方が利用する福祉サービス全体を指します。
特養(特別養護老人ホーム)の名前はよく耳にすることが多いのではないでしょうか?介護老人福祉施設とも呼ばれており運営する法人が社会福祉法人や自治体が運営している公的な部分が強い施設です。
仕事内容をお伝えする前に入居者の対象となる方の説明をしますね。
対象となる方は年齢が65歳以上で要介護3〜5の認定を受けた方、また日常的に介護が必要となっている方、自宅介護が難しいなど緊急性が高い方が優先的に入居対象となっています。
入居されている方々の日々の生活を支援する仕事になります。
どんな資格が活かせるのかを紹介します。
介護職員初任者研修!福祉の仕事につくなら最初に取得する資格!
介護職員初任者研修の以前の呼び名は「ホームヘルパー2級」でした。2013年に名称が変更され現在の「介護職員初任者研修」となっています。
この資格は介護の基本的な知識や技術を身につけるための研修であり、介護職未経験者を対象にした資格です。ですので介護の基本から学べれます。
受講資格や条件はありません。介護の仕事を目指したいと思ったら受講できますので初心者でも安心してください。学歴や経験も気にしなくて大丈夫です!
スタッフとして働いている方の大半は研修受けているのではないでしょうか。この資格は未経験者を対象にしており介護の基本を学ぶことで、スムーズに仕事につけれるようにプログラムされています。
資格取得にかかる費用は5万〜9万円です!
介護職員実務者研修!より実務に特化した資格になります。
介護職員初任者研修で基本を学んで次のステップの資格となります。さらに実務的な知識と技術を習得する研修です!
介護業務以外で医療的ケアの知識も学ぶことになります。この資格から中堅的な立ち位置になってきます。
資格にかかる費用は2万〜5万円です!一定の資格及び研修を受けていれば受講項目の免除などありますのでご確認ください。
介護福祉士!国家資格で待遇など有利になってきます。
介護の世界で国家資格は3つあるうちの1つ「介護福祉士」の紹介です。3つある国家資格とは「介護福祉士」「社会福祉士」「精神保健福祉士」のことを言います。
国家資格になりますので取得するためには知識や経験などが必要になってきます。誰でも受講できる資格ではありません。取得を目指すのでしたら2つの方法があります。
1つ目は、専門学校や短期大学や大学など指定された学校や養成施設で学び卒業することです。その後に実務経験を5年間または筆記試験に合格することで正式に取得となります。
2つ目は、国家資格である介護福祉士試験に合格することになります。そのためには受講資格を満たす必要があり、「介護業務に3年以上従事し介護職員実務者研修を修了」または「福祉系高校にて定められた科目・単位を取得し卒業」があります。
ここからは取得するまで時間と経験などが必要になってくる資格です。
ケアマネージャー!介護業務では中心になる重要なスタッフです。
正式な名称は「介護支援専門員」といいます。業務内容は介護業務を行うのではなく、サービスを必要としている方やご家族の支援全般です。適切にサービスが利用できるように面談をとおしケアプランを作成し、施設や業者と調整していくことが仕事です。
本人やご家族のニーズに添ったサービス計画を立案しスムーズに支援体制を整えれるように動くことで本人・ご家族と施設や行政をつなげていく重要な業務内容です。
資格取得には経験年数が必要になります。実務内容にもよりますが5〜10年の実務経験が問われます。それだけ知識が重要であり専門的な職種でもあるんです。
現在、国家資格となっておらず準公的資格となっていますが今後は変わるかもしれません。
高齢者福祉の仕事について!大変な業務でも意味の深いことが多い。
少子高齢化となっている現在、高齢者福祉で働くスタッフの重要性は増していくことばかりです。重要性は高いのに人材不足になっている状況の中で対策を急務にしていかないといけません。
この仕事は確かに楽ではありません。華やかさも少ないでしょう。でも、誰かのために全力で支援する業務であり、なくなってはいけない仕事でもあるんです。
誰でもできる仕事ではありません。学歴や資格など問われる部分はありますが、1番大切なのは志の高さです。優しさです。
今回は就職や待遇面で有利になる資格の紹介をしました。資格の有無で採用の可能性や待遇面の差は出てきます。あって越したことはありませんが、もしやりたい気持ちがっても資格がないってだけで諦めないでください。
資格がなくても会社によっては条件としてないこともあります。仕事しながら取得する方法もあります。会社が支援してくれる場合もあります。まずは確認してみましょう。
大変ですが、やりがいはあります。誰かのために少しでも力を貸したいって思ってくれれば嬉しいです!