社員研修のOFF–JTの内容とは?実際に研修を受けてみたお話!

OJTは会社内部にて業務を通し行う研修になりますが、OFF–JTは会社外部にて行う研修です。主にビジネスに関するセミナーや専門職の講師から学ぶ場になります。

OFF–JTは新入社員以外の全社員が対象になり、階層別に実施されるビジネス教育でもあります。基本的なビジネスマナーから始まり、中堅社員からベテラン社員また幹部社員など階層別での研修、職種別など多岐に分かれているのが特徴です。

今回はOFF–JTについてご紹介していきますので参考にしてください!

せっかくのOFF–JT参加ですので目的意識は持ちましょう!

OFF–JTはさきほど説明したように業務外での研修参加になります。これは任意で受ける場合と業務で受ける場合で分かれますが、業務時間以外ですので個々で目的意識を持たないと勿体無いです。

新卒での新入社員研修の一貫ならビジネスマナーから始まります。中途採用ではある程度のビジネスマナーはあるので1つランク上の研修になるでしょう。しかし、新入社員としては同じ立ち位置ですので業務にとって大切なことを学ぶ意識だけは大切です。

中堅社員では何人かの部下がいるはずですのでマネジメントや業務効率化などがメインになると思います。会社の中核は勤務歴がある程度ながい社員が担っていますので意識は高くあった方がいいです。

ベテラン社員や幹部社員は会社全体の運営など様々な視点で物事が捉えられることが必要になってきます。それは決断や判断の速さが状況を大きく変えることになりますので意思決定の重要さと迅速な対応について再確認することが大切です。

これらは、業務の中で常に頭に置いていますが再確認としては業務外で外部の講師から学ぶ方が気づきも多いです。

僕自身、視野が狭まり時代の流れについていけれないことが多かったです。それは業務内で全てを完結することに慣れてしまっていたからです。実際、僕が従事している業界は視野が狭い時代が長くありました。ずっと続いてきた仕事の流れや意味が恒例化になっており、時代のニーズに対応できずにいたことも事実です。前回に書いたOJTは業務の中で行えていましたがOFF–JTだけは業務外で受ける機会を逃していました。

しかし、ある時期から外部の講師(税理士や社会労務士また中小企業診断士)の話を聞く機会が増えてきました。その辺りから視野を広く持つように考えを変えていくようになり、時代のニーズを理解することができるようになったのです。

勤務歴が長くなれば立場も変わってきます。新入社員から中堅社員になり管理職を経て役員まで運のいいことに経験できました。どうしても業界内だけでは成長が難しいのも事実です。実感して遅れを取り戻すのが大変でした。

的意識を持つことが大事と言いますが、実際は大変なことでもあります。でも確実の意識する方が先のイメージがつきやすいはずです。

OFF–JTのメリットとはなに?

それは各分野での専門家が行う研修ですので中身の詰まった研修です。全く違う業種の専門家であろうと聞くことで必ず視野は変わります。それには先に挙げた意識を持てるかによる部分は強いです。

圧倒的にスキルや才能が違う講師の話を聞けることで自身になにが足りないのか実感できることもあります。最先端の情報や知識など聞くことで自身のスキル上げにもつながります。

全く関係ないと思う業種でも自身の仕事につながるヒントは必ずあるのです。僕自身、福祉業界に長くいますが他業種からこの業界に入って思った疑問など沢山ありました。より利用する側の立場になってサービス提供をと考えできる限り変更してきたつもりですが、長く勤務する中で忘れてしまうのです。

福祉とは全く違う業種に興味があり、調べることで僕自身の方向性が新たに見つかり再度、挑戦するキッカケになった事実があります。関係ない業種でも何かしらのヒントや自身の方向性が見つかる機会でもあるので、感覚を澄ませて研修を受けているのもいいことです。

会社側にとってもOFF–JTは+になるはずです。社員が研修で得た知識や情報を会社に合わせ対応することで新しい何かを生み出すことにつながる可能性もあります。また、知識や情報を得ることで社員のスキルも上がり業務に活かすことで成長につながるのです。

デメリットについて何があるのか

業務外で外部講師が研修を行うわけですので会社側としてはコストが発生します。社員が任意で参加希望するのであれば自費ですが、会社にとって+になりますので会社負担の場合が多いでしょう。

研修に参加するにも業務時間外になりますので、日中の開催時は業務を休むことになりますので社員は業務ができない(他の社員がカバーする)ことになります。シフト調整など対策が必要です。

研修で得た知識や情報を業務に活かせるかどうか?応用できるかのか?これは会社として対応する必要があります。単に参加してきただけで終わらずに会社として学べるモノを社員から聞いてみる姿勢は必要になります。

デメリットですが、これらは会社側の姿勢で対応できる部分は多いです。コストについても現状はOJT及びOFF–JTを導入する会社が増えてきていますので必要経費でもあるのです。離職率が高い状況の業種であれば尚更ですが、研修を通じて社員の自信や知識向上につなげれることで長く勤務できる環境作りも大事です。

僕の前職時代のことですが会社は外部講師にコストがかかるのを避けていました。OJTでさえ導入するまで時間がかかっています。メリットとデメリットを比較して判断するのは意思決定者である運営者です。会社や社員が成長するにも業務内で可能か不可能か部分的に判断するべき点ですが、出来うる限り成長のために対応することです。

OFF–JTについて僕自身の考えは

独立し許認可を通過すれば責任重大の立場になります。前職時代の反省点を次に活かすには僕自身も学ぶ姿勢が必要です。運営者になる妻もそうですが、こうあるべきだと疑問に思う中でモヤモヤしてきた分、今後は社員から求められる側になるのです。

今が当然で普通だといった感覚では時代のニーズに遅れをとります。古いやり方では飽きられてしまいます。逆に一時の流行でもダメです。息の長い最先端な内容を続けていけるのかどうかです。起業数が多い中で10年後に倒産せずに運営できる会社は数%しかありません。

会社の役目の中には「社員を育てる」があります。一人ひとりの社員の後ろには家族がいます。生活を守る意味で会社の成長ができるのか?責任重大です。OFF–JTは周りから知識や情報を集め、学ぶことで次に活かせることにあります。

代表で社員が受けてきた内容を会社としての課題にしながら話し合いを通し、形にできるか?実践していけるか?メリットもデメリットもありますが視野を広げることも優先的に考えることが必要なのではと考えています。