新入社員の研修で必要なことは何!僕が実際に担当して気付いたメリットとデメリット。

こんばんは!段々と秋が深まり朝や夜は寒くなってきました。日中はまだ暑さが残っていますので寒暖の差で体調を崩さないように注意しましょう!

今回は新入社員研修について書いていきたいと思います。業種によって研修内容は違ってきますが普通に行っている内容をメインに記事にしていきたいと思います。よろしくお願いします。

 

 

新入社員研修って意味があるのかな?

さて、業務に関しての研修には様々な内容が組み込まれている事が多いです。新入社員研修、中堅職員研修、幹部候補研修と言った段階を踏まえてスキルアップを図っていきます。

研修って言葉で括っていますが、職種や業種によって内容も大幅に変わってきます。細分化されていく研修がある中で共通するのが新入社員研修なのです。

では、どうして新入社員研修が必要なのか?それには好影響と悪影響が関わってきます。 

新入社員研修の目的(メリット)は、「即戦力へ!」です。

入社して日が浅い場合は業務の理解や流れが分からない事が多いです。これは、本人も一緒に働く同僚もパフォーマンスに影響があります。本人にとっては、右も左も分からず、納得のいかない状況が続けば仕事への熱意も低下します。逆に同僚は各自の業務以外に新入社員の対応で時間が割かれてしまうので不満などで同じことになります。

これらの課題を改善するには初期の段階で研修を行うことで新入社員自身の業務の内容や流れをある程度理解できるとこまでいくことです。研修を通じて「即戦力」まで近づけるように導く必要が上司や先輩職員にはあるのです。

また新入社員研修を行うことで、助言や指導する側の先輩社員・上司自身も初心に戻り業務に慣れた今と自身が新入社員の時と比較することで抱える悩みや不安を理解でき改善策を講じやすくなります。それにより年代別で感じるズレを修正しやすくなると思います。

新入社員も研修にて分からないことは教えてくれる、質問ができるなどで知識が身につきやすくスキル向上に繋がります。新入社員研修は「即戦力」に近づけるメリットが高いです。

僕自身も新入社員研修で教える側になったことで、気づく事が多かったです。新人時代と今では見えるところが違います。感じることや気づくこと、悩みや不安も違います。互いの違いを理解し、新入社員に伝えていく事が大変ではありましたが新鮮な気持ちになったのも事実でした。

新入社員研修は新人社員や先輩社員も含め会社全体が今後も成長していくためにも必要な事であると言えます。

新入社員研修のプロセスについて!

「個々の力に応じた目的」に合わせた研修の流れが大切です。ここに時間をかけて行う事が重要であり今新入社員の今後を左右すると言ってもいいくらいです。目的別にご紹介します。

個々のスキルを把握する事!

新入社員の個々のスキルを確認することで、不足部分を明確化にしていきます。不足部分が分かることで重点的に補うことが可能だからです。そうすることで新入社員自身も気づかなかった課題の対策が行えて効率的です。

個々の目標を設定する!

「頑張ります!」だけでは実現が難しいのがリアルです。根拠がなければ見込みであり漠然とした目標では到達する可能性も低くなります。ここでは根拠のある目標を設定することで実現に向けて考えることが大切です。

営業であれば顧客先訪問、企画書の作成など目標に到達するまでに必要な工程を学ぶことです。個々の目標設定と同じく工程を伝えていくことで新入社員自身が達成感を感じれると思います。

また小さな目標から大きな目標へ移行していけるよう対応していきます。重要なのは今の業績ではなく達成感を感じとれるか?少しずつでもいいので「やる気」を出していけるようにすることです。

どうしても目標設定は新入社員も先輩社員も高く設定しがちです。僕も新人社員には高い目標を求めていたこともありました。誰もが同じで失敗や困難が好きな人はいません。出来る人もいれば出来ない人もいるのが当然です。可能性は今わかることではなく「やる気」「継続」「熱意」などから才能発揮することが多いのも忘れてはいけません。

課題の解決方法などのヒントを伝えて、個々で考える!

最初のうちは、 多岐に渡って課題にぶつかることが多いです。その時に研修担当者はどうすればいいでしょうか?最善な方法として解決につながるようにヒントを伝えることです。

親切心で手助けしたい気持ちも分かりますが、独り立ちするためには自身の力で乗り越えることが必要になります。業務の中で自分で考えながら進めていかないと困るのは新入社員です。業務の内容を理解し自身で決断して成長することが1番なのです。

では、ヒントについてですが「どうして課題にぶつかったのか?」を明確にして「課題」について振り返るように導くます。ここで課題にぶつかった理由があるはずですので掘り下げていきます。

新入社員では考えられる理由と解決策の選択肢は当然少ないです。先輩社員としてヒントを伝える時は小出しにすることで自身で解決するように上手に引き出してあげてください。そうすることで新入社員は安心して取り組めます。解決策を講じることで自身にも繋がります。こうすることで「達成感を感じる」「苦手意識を抱えずに済む」ことで課題にぶつかっても自身の考えと判断で乗り越える力を身につき、分からないことは遠慮なく先輩社員に確認しに来れる環境が作れるのです。

ヒントの出し方も注意が必要ですので研修担当者は気をつけて対応することが求められます。全部伝えた方が早いと思うことは理解出来ますが新入社員のためには「小出しする」「ギリギリまで考えさせてみる」の忍耐が必要です。人任せにしない社員を作るにはスタートが大事であり会社にとっても成長する段階に必要なことでもあります。

課題にぶつかったら、視点を変えながら「全体でみる」「視点をずらしてみる」などの工夫も伝えれようにしましょう。「見方を帰れば答えはある」が大切です。

必ず新入社員にフィードバックを繰り返し行うことで振り返って反省する中で成長していくのです!

新入社員も頑張って研修に取り組んでいます。失敗すれば後悔もするでしょうし反省することも多いです。情けなさに負けそうになることもあるでしょう。何回しても同じミスの繰り返しでモチベーションも低下する可能性は高まります。

そこで大切なのは「フィードバック」です。何が良くなかったか?他に方法がなかったか?効率的に判断出来ない理由は?など様々な理由があるはずです。これらを一緒に振り返りながら1つ1つの解決策を考えていくことが大事なのです。問題を共に答え合わせすることで、新入社員の課題解決を図れることに繋がります。

ここを必ず行うことで、新入社員と先輩社員または会社との信頼関係の構築ができるのです。一緒に振り返り答えを探すことでコミニュケーションも高められ研修後も聞きやすい環境になることで新入社員も安心し業務に励めます。相談や報告も自然とできる環境になっているので即戦力への期待も高まります。

新入社員研修で1番大切な部分でもあると思います。誰でも納得できる内容や答えなら向き合う姿勢も変わってきます。課題の方向性や解決方法も導きやすいです。自分をキチンと理解し見ていてくれると言った安心感や信頼など向き合うことで実感できるので離職率低下につなげる方法の1つでもあります。

新入社員研修は誰もが経験することです。先輩であろうと上司であろうと社長であろうと一緒です。この研修は新入社員だけの研修ではなく会社自身の研修でもあるのです。会社の使命は「株主への還元」「顧客満足」もあるとは思いますが「人を育てる」が基本にあると考えています。それを踏まえれば新入社員研修は中身が充実したモノにすることが「人を育てる」につながる方法なのです。