就職で会社の面接担当が思っていることは!1つの参考にして欲しいお話。

ここまで起業や求人について書いてきましたが、今回は面接する側の心境をお伝えしていきたいと思います。

どこの業種も今は人材不足だと思います。当然ながら福祉業界も本当に人材不足であり常に求人を出していました。職員がいないと現場は回らないのが1番怖かったです。

面接担当は人材確保といった役目を担っています。これってすごいプレッシャーになるんです。だから内心は面接担当の方が緊張しています。

今回は僕自身が面接担当の時に感じたことをご紹介します。就職活動をしている方も参考にして目の前にいる面接担当が内心どう思っているかの参考にしてください。

 

 

一緒に働きたいと思うために必要な事とは?

就職関連の本に「履歴書は空欄がないようにする」「資格を取得」「学歴」が肝心だと書いていることが多いです。確かに履歴書も資格も学歴も大切ですが面接する担当者もそこにこだわっている人は少ないと思います。

しかし業務上で必要な資格は確かにあります。業種によっては資格保有者以外の採用は皆無のところも確かにあります。ここの点は確認する必要はありますので注意してください。

今回は福祉業界(介護関連)についてですので、参考にしていただければと思います。

さて、先に書きましたが面接担当者が気にしているところは「長く働いてくれるか?」です。残念ながら福祉業界の離職率は他の業種と比べると非常に高いです。一番早く退職する人は数日ってことも多いはずです。逆に勤続が長い人は貴重な存在でもあります。

福祉はチームプレーでもあり情報の共有がなければ成り立ちません。お互いにある程度の信用がなければ利用する方々に良いサービスが提供できません。そして技術や知識も必要になってきますので学ぶ姿勢が求められます。

それらを叶えるにも時間が必要ですので「長く働いてくれる」が重要になってくるのです。僕も面接の際は「長く働いてくれるか?」って思いながら行っていました。

資格や学歴は必要なのか?

資格や学歴ですが、会社がここの部分をどう考えているかで変わってきます。また、担当する人の権限の度合いでも変わります。

現に資格保有者が足りず早急に必要であり、人事異動でも解決されない時は資格保有者限定になる可能性は高いです。

しかし、資格保有者数に問題なく職員補充だけだとハードルは下がります。福祉関連の資格は沢山ありますが大半は経験年数が規定に達することで取得できるモノや順番で資格取得目指していく方法などありますので資格に関して言えば長く働くことで試験資格が手に入るのです。

学歴は本当に経営陣の考えになります。大卒と記載されている会社もあれば学歴不問の会社も多いです。僕も学歴は福祉では関係ないと思っている1人です。これには僕なりの理由があります。

他の会社は分かりませんが、福祉は学歴が通用しない業務の1つでもあると実感しています。じゃあ何故通用しないのか?

それは学校で学んだ事が通用しない。現場でしか分からない業務だからです。福祉の仕事は常に相手が沢山いる環境であり、一寸先が分からないことばかりの業務です。そのため、学校や教科書での知識が実戦では通用しにくい事が多いのです。これは経験が重要であることにつながります。

福祉は1つのミスが怪我や命に直結します。学校の授業や実習でも学んでいるとは思いますが現場は常に気を張っているのです。

僕は学歴より大切なのは慣れる学ぶ実感することだと考えています。書いていて過酷な状況では?と思ってしまいますが福祉はなくてはいけない分野であり、そこで働く人たちは重要な存在であると強く思ってます。

あと、センスや感覚がある人だと助かりますね。これは、才能だと思います。

僕が面接した時の思いなどについて

福祉の仕事は待遇面の低さが問題になっています。保育士の先生なども同じですよね。原因は業務に対しての報酬の低さにあります。福祉や保育または教育で働く人たちは給与や勤務時間などの悩みが多いです。「激務」が普通であり誰かのために取り組む仕事ですが確かに給与は低いと思います。嫌なら辞めて転職すればいいと言われる方もいるでしょうが、誰かがしないといけない分野でもあるのも事実です。

出来る限り業務をする上での環境を整えたいと思っています。一緒に新しいモノを作りたいと思っています。そう心で願いながら面接を行っていたのです。

学歴も資格も大切ですし保有できれば選択も拡がります。しかし、何かしらの事情や全く違う業種にいて、新たに目指すこともあるはずです。やってみたいと思う気持ちを大事にしたいと思います。これは、独立した今でも同じです。

誰でも最初は初心者です。

僕は学歴も資格も全くない状況で福祉を目指してきました。福祉の仕事に就くには?どうする?と考えて普通は介護関係の資格取得を検討しますが僕の場合は「リハビリって必要だ!」と思いつき学びながら働けるスポーツクラブでコーチもしました。その後は有料老人ホームでの勤務もしました。その後に前職に転職しています。

スポーツクラブも老人ホームも学歴不問で資格なしでした。恵まれていたのかもしれません。前職で必要な資格を取得し管理職や役付き業務をさせてもらいました。

この経験を通して言えることは、学歴や資格も大切です。しかし、その仕事をしてみたいと思う気持ちが1番大切だとこの先も思い続けていきたいです。